プロフィール

Nobody

Author:Nobody
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

不思議の国の日記
"I see nobody on the road." 彼女には彼が見えるのです
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最後の男たち
石持浅海「人柱はミイラと出会う」を読む。
大きな工事では人柱が地下に籠り、議員は黒衣を引き連れ、既婚女性はお歯黒をつけたりするような
いまこことは少しだけ違う世界が舞台のミステリ。短編連作でひとつひとつはかなり短い。
この人の本はミステリ的に少しずれたお話というのがウリだったのだが、今回は世界設定がずれてる。
謎については短さもあってかシンプルなので、変な設定のほうを楽しめばよい。お話はもはやいらんかも?

おおのやすゆき「西武新宿戦線異状なし」を読む。原作は押井守。
内戦がおき、東京を中心とする“解放区”に越境した高校生の話。
原作というのがどこまでなのかは知らないが、映画館のシーンや誰もいない街で廻る観覧車には
押井映画っぽいなぁと思った。特に映画館の一ページは画がすばらしい。
読み終わってから「ゆめのかよひじ」の大野安之と同じ人だと知ってかなり驚く。
この間読んだばかりの「ゆめの」(改訂版)よりも古いはずなのに画は断然こちらのほうがよいよ。

「ラストサムライ」を観る。
明治維新によって急激な近代化がおき軍の指導をすべく日本に渡ったアメリカ人の主人公が
それを不服とする侍の反乱軍と生活するうちに感化されて、というストーリー。
本来は武士道とか侍魂とか、そういう精神的なものの話なのかもしれないが
早い段階で岩明均「雪の峠」と重なってしまって時代の変わり目の話として観てしまった。
時代考証については知識がないのでわかりません。さすがにニンジャはおかしいと思ったけど
本当に刀だけで戦う反乱軍がいたのかとか、当時の格好や建物がどうとかはわからないので気にならない。
ちょっと面白かったのは作中の一年後の街の空にだらしない電線がたくさん張られているところ。
実際にこういう不思議な風景があったのだろうか。変わり目っていうのは面白そうだ。
設定云々とは別の部分で、植生が日本と違うのはやっぱり違和感があった。序盤の森がとくに酷い。
勝元たちの住む村は妙に落ち着いた空気が漂っていてファンタジーに出てくる村みたいに見えて
これって日本版のホグワーツなんじゃないかしらんと思った。どっちも閉鎖環境だし。
そんな村に着物を着たトム・クルーズが妙に馴染んでいるのが変な感じ。つたない日本語もそれっぽいし
子供との交流のシーンがなかなか。子役はふたりとも自然な演技でいいですね。
そんなトム・クルーズについてまわる侍(福本清三)が地味なはずなのに物凄い存在感を放っている。
セリフは皆無、ピントがあっておらず背景と一体化しているシーンもあるにも関わらず
すっと伸びた背筋と落ち着き払った所作だけでこの人物のすべてが語られる。
武士道がどうとか日本人の心がどうとか御託を並べるまえに、この人の顔を見ればよい。
同じくセリフがない真田広之が根っからの侍だとすると、松平健演じる勝元は英語も興味を示したりと
視野が広いというか懐の深い人間として描かれていて、社会情勢もなにもすべてをわかったうえで
それでも忠のために最後まで戦うのだというドラマをきちんと盛り上げてくれる。
ラストの戦いはガトリング砲に尽きる。威厳もなにもない、どうしようもなく軽い音と共にすべてが終わる。
くるくると回る砲身が時代の流れは止められないことを暗示しているかのように見えた。
スポンサーサイト

この記事に対するコメント

こんばんは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
【2009/11/04 17:33】 URL | 藍色 #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://stargazers.blog39.fc2.com/tb.php/1436-45865d5a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

人柱はミイラと出会う 石持浅海

留学生リリー・メイスは、日本で不思議な風習を目にした。 建築物を造る際、安全を祈念して人間を生きたまま閉じ込めるというのだ。 連作... 粋な提案【2009/11/04 17:29】

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。